<胎盤?>妊娠すると胎盤が形成されます。

胎盤

胎盤盤は一方では子宮壁に「へばり着いて
        【母親の動脈】より、酸素や栄養分を取得し
        【母親の静脈】に、炭酸ガスや老廃物を排泄します。

更に一方では「へそのお」を介して
        【胎児の静脈】に、酸素や栄養分を供給し
        【胎児の動脈】より、炭酸ガスや老廃物を掃除します。

*お産の際には、赤ちゃんが生まれた後に母体外に排出され
         「のちざん(=後産)」と云われます。

*胎盤は成人の肺・肝臓・腎臓等の「代替え臓器」であり、まだ解明さ
 れてい ない多機能な働きをも請け負っています。

 
<HCG?>human chorionic gonadotropin(人胎盤性性腺刺激ホルモン) の略称です。        
yattane

このホルモン(=ある種の蛋白質)は特異的に胎盤で産生され、 母親の循環系に入り、腎臓を介して母親の尿中に排泄されます。

婦人の尿中に HCG の存在が証明されれば、体内に胎盤の存在が 裏付けられ、結果的に「妊娠」している事の証明になります。

但し、希に「ある種の癌細胞」でも HCG は産生されます。
    この種の癌を「HCG 産生腫瘍」と称します。

 
<妊娠反応?>尿中に HCG が存在するか否か? のテストです。
1.生物学的証明法
  HCG はホルモンですので、兎・マウス・カエル等に注射した場合、これ等の動物の卵巣 
  や尿にホルモン独特な反応が出現します。

  妊娠が疑われる人の尿を上記動物に注射し、独特な反応の有無により、妊娠の有無を
  判定します。

  下記免疫学的方法が近時急速に発達し、当方法は過去の遺物となりつつあります。
 

2.免疫学的証明法
  HCG は一種の蛋白質ですので、例えば羊に HCG を注射すると、羊の血液中に HCG
  に対する特異抗体が産生
されます。予めこの HCG 抗体を抽出しておきます。

  妊娠が疑われる人の尿中に、上記 HCG 抗体と抗原抗体反応を起こす抗原(=HCG)
  
の有無により、尿中 HCG の有無を判定します。

  最近では、この抗原抗体反応の精度が非常に改善され、予定月経より前の時点でも、
  尿中 HCG の存在が解る事があります。

  更に、この試薬キットが市中の薬局で入取できる様にもなりました。

    

<偽陰性>

妊娠しているのに「−」となる場合

1.キットの操作に誤りがある時(「偽陽性」の場合も含めて)。
2.尿中 HCG の量が少量で、「HCG 抗体」と抗原抗体反応を起こせる
  程の量に未だ至っていない時。
   1〜2週(HCG 増量)後に再施行の必要があります。

<偽陽性>

妊娠でないのに「+」となる場合 

上述した「HCG 産生腫瘍(=癌)」に罹患している場合が考えられます。
 生殖年齢の婦人に限らず、処女・老婦人・男性でも「+」となります。

 
<その他の留意点>
妊娠反応より得られる情報は、「尿中 HCG の存在」の有無だけです

        例えば次の様な異常妊娠の情報は提供しません!

・子宮内胎児死亡(=既に「赤ちゃん」が死んでいる)
・切迫流産(=流産しそうな状態)
・子宮外妊娠(=子宮以外の場所に妊娠している)
・病的胎盤(=ぶどうっ子妊娠)               

 
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